ドイツが動物に、とても優しい国だと気づいたのは、私が2002年に首都ベルリンに留学し、しばらくして2羽のセキセイインコと出会った頃でした。
この国の、鳥をめぐる環境と考え方が、日本と大きく違い、私の常識はくつがえされました。
たとえば無農薬の鳥のごはんが身近で手に入り、鳥たちが仲間と社会生活を送り、鳥の介護用品まである風景がドイツで見られたのです。
そんなドイツの小鳥との生活を、私はブログで日本へ発信し、2008年からはオンラインショップ「とりきち横丁」を通じ、
日本の愛鳥家の皆さまにドイツの商品をお届けするようになりました。
東日本大震災を機に、ごはんを切らすことなく安定してお届けするため、ドイツの会社(現本社)として正式に創業しました。
2018年11月には、国内発送拠点となる日本支社を設立し、今に至っています。
現在は、日本とドイツの2つの会社が、1つのお店「とりきち横丁」の運営にあたっています。
私たちは【小鳥の世界を幸せにしたい】を理念に掲げています。
鳥と、彼らをとりまく人間、社会を包括した、小鳥の世界です。
世の中の情勢と、この小鳥の世界は決して切り離して考えることはできません。
小鳥たちの生活を脅かす災害、戦争、紛争、そして環境破壊などに目を背けることなく、微力ながら私たちは取り組んでまいります。
ご来店いただくお客さまには、あの日私が感じた驚きと衝撃を、とりきち横丁を通じて体験していただきたいです。
ドイツの世界観に基づく私たちの商品を通じて、愛鳥さんと皆さまの生活が豊かで、喜びに満ちたものとなりますよう願っております。
とりきち横丁創業10年を過ぎ、さらなる小鳥の世界の幸せに貢献することを胸に誓い、ごあいさつとさせていただきます。